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月刊チャージャー12月号
【調査】スリープクリニックに聞いてみました
『睡眠時間』どこまで削って大丈夫? |
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| ビジネスマンの世界も弱肉強食。寝る時間さえもったいない、と感じている人は多いはず。ナポレオンは3時間しか寝なかったなんて言われるが、はたして、人間の睡眠時間はどこまで削っても平気なんだろう。睡眠研究の世界的ドクター、スリープクリニック遠藤拓郎氏に聞いてみた! |
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睡眠時間をもっと削られれば、もっと時間が使える!?
ネットで夜更かしすることが増えてるし、寝る時間はできるだけ短くしたい。でも、睡眠不足になって会議でうたた寝、なんて失態はしたくない。いったい、人間は1日に何時間寝れば、効率よく、健康に生きていけるのだろう。 |
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結論から言いましょう。平日は1時から5時半の4時間半睡眠にするのがオススメです。私自身30年以上、夜1時から朝5時半までの4時間半睡眠の習慣を続けています。
では、なぜ4時間半なのか。それは、人間の睡眠にはサイクルがあるからです。よく知られていることではありますが、人間の睡眠にはほとんど夢も見ないで熟睡する「ノンレム睡眠」と、夢を見やすく浅い眠りの「レム睡眠」があります。そして、レム睡眠とノンレム睡眠はおよそ90分のサイクルで繰り返されることがわかっています。
人間は、深い睡眠状態であるノンレム睡眠の最中に起こされるとスッキリ目覚めることができません。90分サイクルに合わせて、覚醒状態に近いレム睡眠の終わり際に起きると、スッキリ目覚めることができるのです。
つまり、短時間睡眠を考えると、1時間半、3時間、4時間半という選択肢ができることになります。1時間半では短かすぎる。では、ナポレオンのように「3時間で十分ではないか」と言いたいところですが、1965年にアメリカ空軍の要請で「3時間睡眠を8日間続けるとどうなるか」という研究をしたフロリダ大学のウェッブ教授の実験で、3時間睡眠を続けると、視覚関連のミスが増えることが実証されています。
パソコンを使ったり、クルマを運転する機会も多いはずのビジネスマンにとって、視覚関連のミスは命取りになりかねません。つまり、3時間睡眠を習慣にしてしまうのは、あまりにもリスクが大きい。
レム睡眠とノンレム睡眠のサイクル図を見てわかるように、人間は眠りについてから4時間半程度の間に、深い睡眠を得られます。こうしたデータから、ミスの可能性を抑えつつ、ギリギリまで効率的に睡眠時間を削る方法が「4時間半」という選択になるのです。
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遠藤拓郎●えんどうたくろう
医学博士。睡眠医療認定医。精神保健指定医。精神科専門医。
東京慈恵会医科大学卒業後、同大学院医学研究科修了。スタンフォード大学、チューリッヒ大学などへ留学後、東京慈恵会医科大学助手、北海道大学医学部講師を経て、現在スリープクリニック調布・銀座・青山などの院長として活躍中。祖父(青木義作)は、小説「楡家の人々」のモデルとなった青山脳病院で副院長をしていた時代に不眠症の治療を始め、父(遠藤四郎)は、日本航空の協賛で初めて時差ぼけの研究を行った。三代で80年以上睡眠研究を続けている睡眠医療のカリスマ的ドクターだ。
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| ●次のページは、「実は4時間半睡眠には、眠る“時間帯”も重要!」 |
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