|
ChargerTOP
|
Chargerについて
|
トップ
マネー
カラダ
GET!
動画
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
F1ドライバー、ヤルノ・トゥルーリからのメッセージ
赤井邦彦氏はF1に関わる日本メディアに呼びかけて、震災復興への募金を集める活動を行っている。世界各国のF1関係者も協力。F1ドライバーからのリレーメッセージを届ける企画を展開している。まずは第1回としてリリースされた、ヤルノ・トゥルーリ選手からのメッセージを紹介しよう。
愛すべき日本へ送る「真心」メッセージリレー
#01 ヤルノ・トゥルーリ
東日本で大地震が発生したと知ってすぐに、日本にいる知り合いにEメールを送って連絡を取った。地震の情報はテレビで知ったわけで、そのとき僕にできる手段はEメールしかなかった。トヨタ自動車の人、僕の日本のファンクラブの人たち、個人的な友人に連絡を取った。
僕が連絡を取ったほとんどの人は幸運にも震災から逃れて無事だったが、仙台に住む僕のファンクラブの女性が被害を受けてしまい、大変につらい目に遭ったと聞いた。彼女は震災で壊れた家に閉じ込められ、食料は冷蔵庫に残ったものだけ、飲料水はなし、という時間を過ごしたんだそうだ。幸運にも彼女は助け出されたが、家を失い、ショックは大きく、いまは精神的につらい時間を過ごしていると思う。僕はファンクラブを通して、彼女に励ましの言葉を贈ったが、それぐらいしかすることができない。ぜひ、日本GPのタイミングで彼女に会って、励ましてあげたいと思っている。
われわれは、この震災の問題をより深く真剣に考えなくてはいけない。なぜなら、僕は2009年4月に自分の生まれたイタリア・アブルッツォ州を襲ったラクイラ地震から多くのことを学んだからだ。大きな震災から立ち直るには本当に長い時間がかかるんだよ。僕が住んでいる地域が地震に見舞われたときには、大変なショックを受けた。だから、日本が同じような災害を被ったことに対しても、同じような気持ちになった。テレビで日本の災害の映像を見るだけで、つらい気持ちになる。
誰だってこんなひどい震災に遭いたいはずはない。いまわれわれが目の当たりにしている震災は日本で起こったことだが、これは世界中のどこでも、誰にでも起こり得ることだ。そのことを、われわれは心に刻んでおかなければならない。われわれ人類はこれまで自然災害に対して戦ってきた。しかし、自然の力は想像を絶するほど大きなものだ。そのことを自覚しておかなければいけない。
それにしても、今回日本が被った震災は、過去何百年もの間に世界中のあちこちで起こった震災のなかでも、最も巨大で最も悲惨な状況ではないだろうか。被災した街や村の様子をテレビで見るだけでも悲惨だが、そこで大勢の命が失われてしまったことを考えると、心が締め付けられる思いがする。自分は助かったが、家族や親戚、友人を失った人も多くいるはずだ。彼らの気持ちを想像するだけで、悲しみは次々にわき出してくる。
震災に遭った人たちに対して、われわれF1ドライバーは何かしてあげられないものかと考えている。いつも、どこかで苦しんでいる人がいる。彼ら、彼女らのために何かしてあげたいと考えるのは当然だ。でも、それがなかなかできない。実際にはわれわれは震災の地から遠く離れた場所にいる。だから、すぐに手を差し伸べることはできない。そして、何かしてあげることができても、いつもそれで充分というわけではない。
僕は経験から、こうした状況下では本当に支援が心身ともに助けになるということを知っている。とにかく誰かが手を差し伸べてくれることで、被災者は随分と気持ちも生活も助かるんだ。支援してくれるということは、何もお金じゃなくていいと思う。その人を訪ねることでもいいし、その人に何かを書いてあげることでもいい。
ラクイラ地震でも、多くの人がショックを受けて、立ち直るのに時間がかかった。つまり、こういう惨劇はそれを経験した人にとって人生の大きな節目になるということだ。そこを超えていかなければならない。それも、大変に重い心の荷物を背負ってだ。だから、そうした人たちの心の奥底を、われわれはしっかりと理解して支援してあげなければいけないんだと思う。
日本の今回の震災に対して、われわれF1ドライバーはできるだけ早い時期にチャリティーか、それに似たイベントをやろうと計画を立てている。僕個人としては、日本のファンクラブと一緒に何かをやれたらいいと思っている。 それから、トヨタ時代から僕を応援してくれている日本人建築家の城戸崎博孝さんとともに支援の態勢を整えようと考えたんだ。僕は彼に自分のヘルメットを託した。それを彼が日本でチャリティーに出すか何かしてくれ、そこで得られたお金を支援に回してくれたらいいと思っている。当然だけど、彼らのほうが僕より日本の現状をよく知っているはずだから、有効に使ってくれると信じている。
とにかく、そこから始まる。その先にはさまざまな可能性が待っているはずだ。日本GPでは特別なイベントを開いて、ファンクラブの人たちはもとより、その他の多くの人にも集まってもらいたいと思っている。力をひとつにして、被災した人たちをどのように支援していくか、みんなで考え、実行に移そう。僕にとっても他のドライバーにとっても、今年の日本GPは特別な大会になるだろう。
とにかく長い戦いになる。10カ月でケリがつく……なんて考えないほうがよい。しかし、時間が経つにつれ、人はいろんなことを忘れていく。でも、われわれは忘れてはいけない。小さな支援でもいいから少しずつでも続けていくことだ。
君たち日本のメディアも、われわれドライバーも、いっしょになって何かやっていこうよ!(文:赤井邦彦 写真:折原弘之)
■義援金受付口座
三井住友銀行 恵比寿支店 (普通)8725835 メディアジャパン災害募金
このページの原稿料と撮影料は「メディアジャパン災害募金」に全額寄付され、日本赤十字社を通じて被災者に送られます。また、東日本の復興を成し遂げるためにも、皆さまからのご支援を上記口座にて受け付けております。
<<
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
取材・文/寄本好則(Twitter:yori_sancha)
月刊チャージャー6月号
【調査】赤井邦彦さんに聞いてみました
台頭するアジア勢、日本のF1は大丈夫?
この記事をソーシャルブックマークへ投稿(
ソーシャルブックマークとは
)
2011.06 CONTENTS
脱サラ「ファーマー」の理想と現実
竹原慎二のボコボコ相談室 Round.68
台頭するアジア勢、日本のF1は大丈夫?
俺の小遣いコレジャナーイ!/eワラントで始める少額投資シミュレーション
逸品のラビリンス/海面にゴミを見つけたら、お宝写真のシャッターチャンス
“女子ウケ”アイテム/1万円台で買える人気コンパクトデジカメ
Dr.ホッピー/男性刮目! オトコの体臭と子宮頸がんの原因
ブラジャーカップ別調査/豊乳VS微乳、ドMはどっち?
夫婦問題調査室/浮気・不倫相手へのプレゼントは平均3.9万円
月刊モンスター/結婚ハラスメント、されてない?
水着グラビア&最新情報/仁藤みさき
デジカメ&ケータイで恋人写真/仁藤みさき
江本孟紀さんに聞く/日本のプロ野球が結構ヤバいって本当!?
マンションの駐車場でOK!クルマが高く売れる「節水洗車術」
出張! ヤングくん部/“カリスマコスプレイヤー”うしじまいい肉を激写!
コーヒーブレイク
BOWWOW 山本恭司の今月のRock Charger
芸能界に学べ!/熊田曜子に学ぶ『スパム力』
生命保険の“はてな?”/えっ、満期金が15万円? 30年も払って。
税金の知識/医療費控除は、もっとできる!
ちょっと贅沢な家飲みのあて/福島・いわき 七浜漬
大人ホビー【サバイバルゲーム編】/ゴルフみたいなストレスがないんです。
facebookの始め方
大公開!100万人のチャージャー読者像
[PR]
|
ChargerTOP
|
Chargerについて
|
月刊チャージャーについてのご意見・ご感想を
こちら
までお寄せ下さい。