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月刊チャージャー11月号
【対談】森永卓郎VS人気メイド嬢 第5回 日本のリスクはみんなのリスク:アメリカ |
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| 米大手証券の一角、リーマン・ブラザーズ証券があっけなくも破たん。これを受けて、市場は大暴落。企業の時価総額は急激に目減りし、大手企業の倒産も懸念されている。金融機関への公的資金の資本注入は決まったが、なお金融不安を危ぶむ声は多い。一方、2008年11月には大統領選を控える。政局が変われば、アメリカ経済は復活するのか? 「アメリカがクシャミをすれば、日本は風邪をひく」と言われる。果たしてその影響は? “日本一分かりやすい”エコノミスト森永卓郎氏に、日本の未来を憂うメイド嬢が聞く。 |
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にいな アメリカって世界経済の中心ですよね。そのアメリカが先行き不安ともなると、日本経済もボロボロになっちゃうんですか? 心配です。
森永 うーん。正直、アメリカは当分の間、下手をしたらむこう10年くらいは厳しいかもしれません。というのもね、アメリカがこの30年やってきたビジネスモデルがダメになっちゃったから。
にいな エエッ。いきなり、そんなぁ……。何がダメだったんですか?
森永 結局、イギリスと同じことが起こったんです。にいなちゃん、高校の歴史の授業で習いませんでしたか? イギリスは、産業革命を経て、19世紀半ばから20世紀半ばの間「パックスブリタニカ」という平和な時代を迎えるんです。この間、イギリスはどんどん機械化を進め、世界一の生産性、世界一の品質を誇る、世界最強の国となった。で、バンバン金が入ってきたんです。で、イギリスはそれを何に使ったか? 軍事費に金を使い、世界中に植民地を作ったんですね。
にいな なんだか、イギリスって世界のご主人様みたいだったのですね。
森永 いや、まぁそんなようなもんですね。だからこそイギリスの通貨であるポンドは、世界の基軸通貨になったということなのです。
にいな 基軸通貨って何ですか?
森永 分かりやすく言うと、世界中の国際取引で決済する通貨のことかな。19世紀の終わりから20世紀初頭は、ポンドじゃないと取引の決済ができなかったのよ。すると、何が起きるか?
にいな 世界中の人がポンドを欲しがる?
森永 大正解! すると、需給の関係で、ポンドの値段が上がり、ポンド高になる。そうなると、イギリス製品の輸入国は割高な値段で商品を輸入するハメになるから、「だったら、いらない。別で調達する」ってことになる。すると、イギリスは輸出が難しくなるでしょ? そのとき、イギリスはハタと考えたんです。
にいな 何を考えたんですか?
森永 どうしよう、モノ売れない。でも、金はバンバン入ってくる。だったら、モノ作りなんて辞めて、金に金を稼がせようって。
●次のページは、「アメリカが犯した失敗とは?」 |
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森永卓郎(もりなが たくろう)
経済アナリスト、獨協大学経済学部教授
ベストセラー本「年収300万円時代を生き抜く経済学」の著者。「世界一受けたい授業」の講師としても知られる。’57年生まれ。東京大学経済学部を卒業後、日本専売公社、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局、UFJ総合研究所主席研究員を経て現職。「経済」関連以外では、ミニカーコレクター、おたく文化の啓蒙者としても有名。メイド喫茶にも造詣が深く、日本メイド協会の理事も務める。
・森永卓郎オフィシャルWebサイト |
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今月のメイド嬢:にいなちゃん
ミアカフェの人気メイド嬢。ディズニーランドとチョコ、カレーライスが大好きな18歳。趣味はぬいぐるみ集めとお菓子作り。特技は書道と、うたた寝すること。ガンプラやラジコンも大好き。
勤務先/ミア・カフェ(秋葉原) |
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