[月刊チャージャー]

好きが高じてわらしべ社長
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【逸話】好きが高じてわらしべ社長/株式会社ECナビ 代表取締役CEO 宇佐美進典 いま振り返えると、学生結婚した事が起業のきっかけだったのかも…
 
■PROFILE 宇佐美進典
1972年生まれ、愛知県出身。早稲田大学商学部卒。新卒でトーマツコンサルティングに入社し、ソフトウェアベンチャーへの転職を経て、1999年にアクシブドットコム(現ECナビ※2005年10月に社名変更)を設立。取締役COOに就任後、2002年10月に代表取締役CEOに。同社が運営するソーシャルブックマークサービス「Buzzurl(バザール)」は、この4月にYahoo!ニュースとの連携をスタートした。
この4月に「Yahoo!ニュース」との連携がスタートした、ソーシャルブックマークサービス「Buzzurl(バザール)」。ショッピング情報サイト「ECナビ」。これら日頃の情報収集に大きな力を発揮する各種サービスを生み出した株式会社ECナビの宇佐美氏は、9年前、25歳の時に起業を果たした。

子ども時代のお気に入りは
「立身出世」のストーリー。


小さい頃の記憶って、あまり残ってないんですよ。将来の夢が何だったのかなんて、聞かれてもまるで答えられないんですが、少なくとも社長になりたいなんて思ってもいなかったはず。でも、親に言わせると、僕は「小さい頃から銭勘定が好きだった」らしいですけどね(笑)。

株式会社ECナビ 代表取締役CEO 宇佐美進典
生まれ育ちは愛知県、三河地方です。親は、自動車部品の金型設計を行う小さな事務所を営んでいて、家の前には田んぼが広がってるという田舎で育ちました。小学校ではバスケをやって、中学高校ではサッカーに明け暮れて、趣味は本を読むことと漫画を読むことと…、という感じで、ごく当たり前の子ども時代を過ごしたように思います。

ただ、その頃から既に好きだったジャンルの本は、いわゆる「立身出世」ストーリー。山本有三の『路傍の石』とか、花登筐の『どてらい男』のような、「丁稚奉公から、だんだん成長して成功を掴んでいく」というような物語。そういう、頑張って成長していく姿への憧れのようなものは、小さい頃からあったのかもしれませんね。

初めてパソコンを手にしたのは中ニの時です。20年以上前だから、まだパソコン通信というものすらない時代ですね。こういう仕事をしているので、「ああ、その頃からパソコンに興味があったんですね」なんて言われがちですが、ごめんなさい(笑)。なんで欲しかったのかというのも憶えていないんです。特別、それでパソコンにはまったという記憶もありませんし。最初は、自分でプログラムを組むことにも挑戦してみたんですがすぐに挫折して、パソコンは高価なゲーム機に化けてしまいました。

高校2年の頃には、三行くらいしか表示されないワープロに、自分で1200BPSのモデムを接続して、パソコン通信をはじめました。ニフティのフォーラムで、ビジネスマンフォーラムとかに参加してましたね。なぜそういうものに興味を持ったのか、その理由はやっぱり思い出せないんですが。

次のページは、「『学生結婚』。人生における大きなターニングポイントになった。」
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