日本の法律に合わせる為に、大変な労力をかけてスタートしたmaneoだが、はたしてそこまで魅力あるマーケットなのだろうか?現在の皮算用を聞いて見た。
「3年後に150億円の取引を目指しており、黒字化への分岐点と考えています。」(妹尾氏)
事業体としてのmaneo全体の利益は投資金額の1.5%と毎月支払い額の1.5%としている。
仮に妹尾氏の言うとおり150億円もの取引が行われるとなると、サーバーなど設備投資や管理コストが莫大になってくるだろう。個人情報や金融に関する時の法律のあり方一つで利益が大きく圧迫されそうだ。
しかし、妹尾は諦めない。
「とにかく、今はソーシャルレンディングというマーケットプレイスを世間に広げていくことを第一に考えています。」(妹尾氏)
崩れ落ちる金融システムだが、まさにその年、日本の土壌では不可能と思えたオンライン生保や法的壁の大きかったソーシャルレンディングが産声を上げた。WEBによって知識が社会に共有された結果、一部の既得権者に寄り沿ったシステムが崩れ、コンシューマへ近づいたサービスが始まるという皮肉たっぷりな世相をそのまま反映する結果となった。ライフネット生命とmaneo株式会社(とそのグループ企業)には、新しい金融価値創造の為にも活躍を期待したい。
ところでmaneoのソーシャルレンディングには利用制限があり、20歳以上65歳未満までと限定されているが、チャージャー編集部としては、65歳を超え会社を引退した人生の先輩こそが最大の貸し方マーケットになるのではと考えている。是非ともこのあたりの仕組みを再考&充実させてもらいたいと思うのだ。
なぜならば、人間年を取れば金はあっても楽しみが限られる人も少なくないだろう。そんなとき『企業したい!』『留学したい!』『ダイエットして綺麗になってグラビアアイドルになりたい!』など、若者の夢や情熱に対して投資を行い、過ぎ去りし日々を思い浮かべながら、SNSなどコミュニティーで融資した資金の行く末を見守る。ちょっとした投資のつもりが、いつの間にやら生きる為の重要な楽しみに昇華する可能性を秘めていると考えるからだ。
そういった世代へ向けたPCのコンシェルジュサービスや融資枠の拡大などサービスと質を向上してゆけば、借り手のニーズも瑣末なものばかりではなく、夢や希望など人の熱い思いが一杯集まってくる生きる力の固まりのようなコミュニティへと進化を遂げるのではないだろうか。
maneoの妹尾氏には、是非とも大いなる社会貢献サービスとして認知されるよう事業を発展させて頂きたい。 |
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