[月刊チャージャー]

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【調査】まずは疑って係!/生化学研究者に聞いてみました 『遺伝子組換え食品』は世界を救う?
 
月刊チャージャー11月号
【調査】まずは疑って係!/生化学研究者に聞いてみました
『遺伝子組換え食品』は世界を救う?
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食の安全がいろいろヤバい。賞味期限に毒物混入、不気味なニュースが連日流れてるけど、そういえば『遺伝子組換え食品』の話題を最近あまり聞かなくなった。気になって少し調べてみると「遺伝子組換えよりも無農薬有機栽培のほうがリスクは高い」と異説を唱える学者を発見。はたして、遺伝子組換え食品の真実とは?
日本はすでに遺伝子組換え食品だらけ
芦田嘉之氏
芦田嘉之氏
あしだよしゆき●1961年京都府生まれ。徳島大学歯学部助手を経て、現在は広島大学大学院理学研究科助教。呉工業高等専門学校非常勤講師。著書に『やさしいバイオテクノロジー 血液型や遺伝子組換え食品の真実を知る』がある。
遺伝子組換え食品とは、遺伝子組換え作物によって作られた食品のこと。現在の日本では大豆、とうもろこし、じゃがいもなど7作物91品種(2008年2月現在)の遺伝子組換え作物が厚生労働省の安全性審査を経て認められ、輸入されている。国内では反対の声も強く、遺伝子組換え作物を使用した食品には表示の義務がある。とはいえ、混入率5%以下なら表示義務の対象外だし、しょう油や食用油などに加工した場合は表示義務がない。つまり、抜け道だらけってことなのだ。

たとえば大豆。ここ数年のデータを見ると日本の自給率はわずか4〜5%ほど。輸入量の約75%がアメリカ産。で、そのアメリカで栽培される大豆の90%以上がすでに遺伝子組換えだ。「いくら、自分だけは遺伝子組換え食品を口にしないと主張したところで、今の日本で完全に遺伝子組換え食品を避けることは不可能といっていい。みんな、気付かないうちに遺伝子組換え食品の恩恵にあずかっているんです」と話してくれたのは、広島大学理学研究科数理分子生命理学専攻の研究者である芦田嘉之氏。

そもそも「研究者の視点からすると、遺伝子組換え作物の何を怖がるのかが理解できない。安定した収穫を得られる作物を育てることは今後の日本、そして地球にとって不可欠なことでしょう。遺伝子組換えは、将来にわたって安定して食料を確保するための大きな可能性を秘めた方法のひとつ」と芦田氏は言う。

とはいえ、遺伝子などという禁断の領域をいじくることで、従来の常識では考えられない不気味な植物が生まれてしまうんじゃないかとか、身体にもよくないんじゃないかといった不安は拭いきれない。でも、芦田氏はその不安こそ「知らないから生まれる最大の誤解」と断言する。むむぅ、それはいったいどういうこと?
次のページは、「自然界に存在しなかった野菜では?」
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 2008.11 CONTENTS
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『遺伝子組換え食品』は世界を救う?
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