[月刊チャージャー]

バックナンバー 2005年12月号
 Theme No.2 | 1 | 2 | 3 |
【調査】景気予測がアイドル動向で可能!? アイドルと景気の意外な相関関係を徹底検証
 2005.12 CONTENTS
 Theme No.1
Theme No.1“一獲千金”の夢をつなぐ驚くべき期待値とは?
 Theme No.2
Theme No.2アイドルと景気の意外な相関関係を徹底検証
 Theme No.3
Theme No.3コレジャナイロボ THE STORY
 Theme No.4
Theme No.4全高3.8メートルの実物大搭乗型ロボットを作り上げた男。
 Theme No.5
Theme No.5竹原慎二のボコボコ相談室 Round.2
 Theme No.6
Theme No.6年末年始、不用意に食べるとヤバイ?!
 Theme No.7
Theme No.7お風呂に××持ち込むのって普通じゃないんですか?
 Theme No.8
Theme No.8一夜限りの再結成ライブで大失態。これじゃいかん、と本格的に再結成へ。
 Theme No.9
Theme No.9子供のころ、子供がほしかった!?
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アイドルは日本経済を救う救世主になれるのか!?

 アイドル動向による景気予測が、ある程度過去のデータから算出できることはわかった。では、その一方で、アイドル市場自体が経済全体に影響を及ぼし、景気回復することはあり得るのだろうか。

「残念ながら、アイドル自体が直接及ぼす経済効果で、景気が回復することはまずあり得ません」
 そう断言するのは、日本経済とアイドルの関係に詳しい上武大学助教授の田中秀臣さん。昨年、発表された野村総合研究所の調査によれば、アイドルおたくは約80万人。さらに、おたくではなく、「アイドル好き」というレベルであれば、その十倍の800万人以上。市場規模も6000億円に達するが、これでも人気アイドルに経済全体を牽引するまでのパワーは期待できないらしい。
 とはいっても、これは「直接か間接か」の違いだけで、景気回復の後押しにアイドルの存在が欠かせないのも事実のようだ。

「景気が回復すれば、消費が増加して間接的にアイドル市場の規模も拡大します。そして、この市場の成長が、また消費者の嗜好を刺激して新たな消費を促すという好循環を起こし、景気回復を助長する可能性は十分ある。また、ひとりのアイドルが大ブレイクすれば、関連商品が売れて、直接的な経済利益も生む。さらに、CMに出演することで、莫大な規模の市場が新たに発生する。いずれにしても人気アイドルの出現が、巨大な経済効果を生むのは確かなんです」(前出・田中氏)

 景気回復時には、誰もが認める“新CMの女王”が現れることは周知のとおり。そういえば、つい先日もそんな十代のアイドルが出現して騒がれていたような……。
 だが、アイドルが多ければいいいってものじゃない。経済不況を打破しようとするあまり、器じゃない小物アイドルが乱立しても景気回復にはまるで意味がない。

「アイドルの人気には不景気を打破する効果はないのに、多くの人はアイドルで景気が良くなると錯覚してしまう。そのため、不況時には、さまざまなアイドルが誕生し、想定外の奇抜なアイドルを出現させてしまう。でも、その多くはバブルのようなもので、長くは生き残れないんです。長続きするアイドルを誕生させてこそはじめて、長期における景気回復が見込まれると言えるんです」(前出・田中氏)

 現在のアイドル寿命は、高度経済成長下の30年前に比べ、たしかに短くなっている。旬なモノに喰いつくのもいいが、アイドルも景気も長い目で成長を見守るのが得策なのかもしれない。

田中秀臣(たなかひでとみ)氏
●経済学者。上武大学ビジネス情報学部助教授を務め、日本経済に関する論評や思想史を専門に研究している。ブログサイト『ノーガード経済論戦』ではアイドル経済についても言及。著書に『最後の『冬ソナ』論』(太田出版刊)などほか多数。
<Column>
牛顔アイドルこそ日本経済をリードする


 観相学の見地からアイドルの顔から今後の景気動向を伺うことはできるのか。この業界では権威の藤木相元氏に話を聞いてみた。
「現代社会はインターネットが普及し、個人主義が重要視され、協調性が全くない世の中と言えるでしょう。そんななかで必要とされるアイドルは、エラの張った牛顔タイプ。彼女たちは協調性に優れ、マジメで勤勉家なんです。とくに眉は太くて長いので、男性をリードする存在として重宝され、みんなをまとめる力を持っていますね」
 また、この牛顔タイプには、消費を促す効果があるというから興味深い。
「これまでの不景気下で流行っていた癒し顔のアイドルは、男性を腑抜けにしてしまった。本当は牛顔の引っ張っていくタイプの女性でなければ景気回復へは導けず、消費効果を促すこともできないんです。でも、たとえばアイドル議員として注目される新人女性議員は、みな素晴らしい牛顔の持ち主。不景気をもたらすキツネ顔の首相でも、彼女たちがいれば、日本経済は回復へと向かうはずなんです!」
 どしっり構えた牛顔のアイドル。癒されることにはあまり期待できないが、現在の日本には欠かせない存在らしい。身の周りで探してみては?
藤木相元(ふじきそうげん)氏
●嘉祥流観相学会・導主。新聞、テレビなどでおなじみの顔相学の権威。著書に『笑運指南虎の巻』(グラフ社刊)などほか多数。



イメージカットモデル/白河理子
構成/石井カイジ、mashroom.jp
撮影/mashroom.jp

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